新酒
9月の初旬より仕込み始めた「純米にごり酒白川郷」が熟成期間を経て、いよいよ新酒の出荷が始まりました。
本来の清酒は、秋の新米が入荷してから10月20日過ぎくらいから仕込みが始まり、年明けの1月位から新酒が出荷されるのが通例でした。
しかし世の中の変化により、全国の酒蔵も様々な品種のお酒を醸すようになりました。
三輪酒造では、40年以上前からにごり酒を造ってきましたが、ここ20年位前から社員杜氏に、酒の仕込みを任せるようになってからは、9月から翌年の6月まで約10カ月間仕込みを続けています。
お陰様で最近では、いつも新鮮なにごり酒をお客様に提供できるようになりました。
清酒は本来貯蔵する間に、黄色く変化をしますが、それを蔵内で炭素ろ過をして、無色透明な日本酒が出回っています。
しかし、にごり酒はろ過をすることが出来ないので、数カ月たつとタンクの中で黄色く変化をしてきます。
以前は、春に仕込んだお酒を11月くらいまで持っていましたので、この時期になるとかなり色のついた状態になりました。
お客様はよくご存じで、新酒が出来るのを待ち望んでおられます。
近年はお陰様で、年間を通じて、白いにごり酒を提供出来るようになりました。
こらからも「純米にごり酒白川郷」をご愛飲頂きます様お願い致します。
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