梅雨

今週、当地方も梅雨入りしました。
雑菌の繁殖が活発になる梅雨は、酒造蔵が最も気を遣う季節です。
蔵内の貯蔵酒はもちろん、壜詰めをした製品の取り扱いについても、充分な注意を要します。
基本的に、アルコール飲料は他の食品と違い、食中毒が起こることはありません。
しかしながら、お酒が酢になってしまう恐れがあるため、夏の前後に「呑切り」という作業をして、貯蔵酒に悪い変化がないかを調べます。
醪(もろみ)すべてが入っている弊社の「白川郷純米にごり酒」は、大変栄養価の高いお酒です。
その反面、雑菌が繁殖するにも好条件であるため、殺菌温度には細心の注意を払っています。
たとえば、壜詰めをする時の加熱温度は、普通の清酒の場合、65℃以上であればいいのですが、「白川郷」においては、70℃以上になるようにしています。
また、他より高いこの温度を20分間保つことによって、酒の中に含まれる米の中心まで温度が行渡ります。
今年で40年目を迎える「白川郷純米にごり酒」ですが、発売当初はどれだけ頑張っても火落ち(腐造)する商品があり、大変苦労しました。
先生方にいろいろ相談した結果、もろみの中に含まれる酒米に熱を伝えるためには、一定時間、温度を保たなければいけないということが分かり、その後、現在の殺菌方法が確立することなります。
おかげさまで、今では、「白川郷純米にごり酒」の香味がおかしいという苦情や問合せは、ほとんどなくなりました。
しかし、お酒は生き物です。
これからも充分に気を遣いながら、日々努力していかなければならないと思っています。
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白川郷にごり酒醸造元 三輪酒造

三輪酒造 三輪高史

Author:三輪酒造 三輪高史
「白川郷にごり酒」「道三 吟雪花」醸造元・三輪酒造の七代目であり、現会長の三輪高史です。
蔵元の想い、酒造りへの想い、地酒に関係する様々な方々の想いを、時代の移り変わりとともに、皆様に届けていきたいと考えております。
日本の文化、日本の心である「日本酒」を、より多くの皆様にご愛飲いただくことを願っております。

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